まずお断りしておかなければならないのは、今回の製作は、右の フジミ 1/24 インプレッサWRXタイプR STIバージョンV の改修であるということ。 |
だから、特殊なパッケージングの少量生産の高額なスーパースポーツや、いわゆる 「高級車」(巷で何をもって 「高級」 としているのか、私には理解できないが)でも、千差万別のあらゆる路面、気象条件で、より速く、安全に人を目的地まで運ぶという、乗用車本来の機能に関しては、水平対向エンジン を核とした、スバル の 「シンメトリカルAWD」 には敵わないという 「真理」 がすでに導き出されているといってもいいだろう。 |
フジミ の 「1/24 インチアップシリーズ」 と聞くと、1980年代後半の、単にホイールベースをその車種に合わせただけの同じシャシーで、モーターライズ、社外エアロパーツにアルミホイールが付いていて 「トレンディ」 (死語か?)だけど、作ってみれば 「辛うじてそのクルマに見えるかも」 という程度の、失礼ながら 「お粗末な」 一連のシリーズを思い出す。 |
インテリアトリムはブラック一色なので、苦労はありません。 |
そもそも、最終型の Gタイプ のリミテッドではなく、この Fタイプ のリミテッド を作ろうと思ったきっかけがこのシートだったことを思い出した |
というのは、1998年シーズンをもって、1993年以来、SWRTのメインスポンサーだった、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社)が離脱することが決定していて、そのために 「555」 のロゴが使えなくなったのだ。 |
そんな時代の 「曲がり角」 に、この インプレッサWRX STIバージョンX リミテッド はいたのである。 |